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フローブクリニック
名古屋市中村区名駅4-1-3
クリスタルMAビル8F
TEL/052-566-3033
豊胸術C豊胸術の麻酔について
背骨の麻酔(硬膜外麻酔)で胸部だけに麻酔を効かせ、意識を保ちながら手術を行い、術中に体を起こして鏡で形や大きさを確認できるという点を強調するクリニックもあるようですが、私はこれには賛成できません。硬膜外麻酔が運良くバッチリ効いていれば痛み的には手術は可能でしょうが、たいていは部分的に麻酔の効かない箇所があって痛い思いをすることになります。患者さんから痛いと訴えがあれば医師の手術も中途半端で終わってしまうことが多いのです。また胸部の硬膜外麻酔中に体を起こすと急速な血圧低下が起こり非常に危険だと考えます。血圧低下で意識が朦朧とし、鏡など確認できるものではありません。そこで当院では特別な申し出が無い限りは全身麻酔で豊胸術を行います。
豊胸術D豊胸術のリスクについて
@被膜拘縮

人体にシリコンバッグという異物を挿入すると、この周りに必ず被膜が形成されます。そして程度の差はあれ、この被膜は必ず収縮します。収縮が軽度で済み、バッグ挿入腔が広く保たれれば柔らかい触感の乳房に仕上がりますが、収縮が強く出る(拘縮)とバッグ挿入腔が狭くなり、バッグが圧縮されることになるので固い触感の乳房になります。片方だけに被膜拘縮が起これば形の左右差も出ることになります。よくマッサージを怠ったから固くなったとか言いますが、私はマッサージをしっかりやっても固くなる人は固くなるというのが実情だと思います。逆に何もマッサージをやらなくても柔らかい人は柔らかいのです。被膜拘縮が起きるかどうかは体質に依存する部分が多いと思います。医師にできる唯一の予防策は、手術で剥離を十分を行い、バッグ挿入腔を広く作っておくことしかないと思います。もし不運にも拘縮が起きた場合は再手術が必要になることがあります。

A胸部の感覚異常

豊胸術に限りませんが、手術箇所がしばらく感覚が鈍かったり、チクチクしたりすることがあります。多くは半年以内に改善しますが、場合によっては所々感覚が戻らない箇所が出る可能性があります。

B創

一筋の白い線になるのが理想ですが、体質によっては目立つ傷になることがあります。最低でも一年は様子見て、それでも改善が無いようなら傷の修正が必要になることがあります。

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