性同一性障害(GID)の診断について
      1.自己が認知するところの性(gender)の決定
        @養育歴、生活歴、性生活歴の聴取
        A現在の生活(服装、言動、人間関係、職歴、投薬歴など)の聴取
      2.生物学的性(sex)の決定
        @ホルモン検査、染色体検査、内性器及び外性器の検査
        A半陰陽、間性などの異常の有無の確認
       3.除外診断
        @統合失調症、人格障害などの精神障害のために別の性を求めるものではない
        A文化的、社会的理由による性役割の忌避、職業的利得などのために別の性を求めるものではない
       4.上記1〜3を総合的に判断し、sex と gender が一致しないと認めるとき、GIDとの診断を下す。
      一度の診察で診断を下す医師もいれば、
        半年〜1年の診察を経て診断を下す医師もいます。
      フローブでは、カウンセリング治療に意義を認めておりませんので、
        余程のことがなければ一度の診察で診断を下して、
        速やかにホルモン治療や手術治療に進めます。
      GIDは当事者自らで診断できる疾患です。医師の診断はその確認に過ぎません。